前宮そらまちこども園

空宙(そら)の街、岐阜県各務原市。江戸時代後期にこの地を治めていた坪内氏が大砲の練習場として使用していた各務野の草原にはその後、日本で2番目の飛行場が作られ、周辺には航空機関連の会社や工場などが次々と作られました。その後宇宙産業への関わりも深くなり、航空宇宙博物館「空宙博(そらはく)」でも知られるようになった各務原の広大な平地に新しく建つ、木造平家建ての広々とした園舎が特徴の前宮そらまち保育園。2022年春の開園に向け、ロゴのデザインをo-lab inc.が手がけました。

 

ロゴマークのモチーフは、11.3°のゆるやかな勾配を持つ大屋根の下でこども達が「のびのび わくわく すくすく」と遊び育ち、この地に根付いた空・宇宙への上昇気流に乗って飛び立っていくさま。大人が想像できるよりももっともっと高くへ、との願いはマーク上部のやさしく尖った矢印(ベクトル)に込められています。空と宇宙を表す2色の青色が並ぶ遠近感のあるシンボルは、自由さ、柔らかさ、そして知性が共存する園名のタイポグラフィー部分と共に、こども達にも大人にも、関わるみんなに愛着と誇りを抱き続けてもらえることを願っています。

 

Client

前宮そらまちこども園 / 社会福祉法人小松河福祉会

Year

2021

Category
Lifestyle
Tags
logo design